理神論とは
理神論とは、無神論とは違い創造者としての神は認めていますが、神が人格的存在では無いとし、神の啓示を否定する哲学の説です。神の活動は宇宙を創造したことのみに限られていて、その先の宇宙の発展は宇宙の自己発展によるもので奇跡や予言などの人間への神の介入はありえないという考え方が、理神論だとされています。18世紀のイギリスが発祥で、基本的にキリスト教を根底とした考え方です。
もともと科学は神学の一部として存在してきましたが、科学知識が発達することで宗教で主張してきた世界観と科学で証明された世界観との間に大きなずれが発生してきました。もちろん宗教での世界観と科学での世界観の間の矛盾を調整するための努力はされてきました。しかしそれでも無視できないほどのずれを、科学者たちは神は世界を支配する人格的ではなく、世界は自らの法則にしたがって働き続けるという理神論を掲げました。
この考え方はイギリスで論争を呼び、規律の厳しいカトリック教会が強い権威を振るっているフランスでは異端邪説とされました。